オブジェクト倶楽部2007秋イベント
以下は平鍋健児さんの講演で気になった言葉をメモしたものです。全体をまとめたものでないことと、発言順ではなくなっている部分もあるので、ちょっと気をつけて読んでください。
PFの講演は今日で80回目。
Agile・トヨタは端折る。後半は皆さんと。
ソフトウェアが成功するかどうか
- 昔:技術が50%以上を占めると思っていた。
- 今:人の力が50%以上を占めると思う。
Moving Target
- 最近は基盤も揺れる
- 毎回新しい技術、バージョンアップ
- 計画駆動型は要求と基盤が安定しているという仮定が前提
- 揺れるはしごの上で揺れるりんごをつかむ
タスクかんばん
- 永和システムマネジメントの総務でもときどき見る
- リーダーがアサインするのではない
- 自分で名前を書くのが重要
- 「バグは速く流せ」
- 毎回改良が入る
- Doneを消してAccept(やリ終えたと思ったものが実際は終わっていなかったので、チームで相談してやった人以外の人(アクセプタ)が承認するように変えた。)
- 仕事のスタイルを工夫しようとする態度
- ソフトウェア開発で「あれ」とか「それ」といった指示代名詞が使いにくい。
- →ソフトウェアが本来見えないものだから。「ここが悪いんだ」と5秒以内に指を指せるか?
- 空間・形・色を使ってソフトウェアの代替物とする
- 紙とか自然法則に従うもの、エクセルのセルではないもの
- 色と形でコミュニケーションロスが圧倒的に減る
- 行動を起こすもの・朝部屋に入って誰もスルーできないもの
平鍋さんが言うソフトウェアの開発で必要なもの
- 1.エディタ
- 2.ホワイトボート
- 2人でもノートではなくホワイトボードを使う
- 外から話に入りやすい「ああ、それ知ってるよ」
- 「問題」対「私たち」
ふりかえり
- チェンジモードエンジン
- 雰囲気を作り出すのが重要
- 話す「問題ばらし」
- 僕らが上手くいっていることを話すと「気」が高まる
- 人が何かを成し遂げるのは「エネルギー」と「アイデア」
ニコカレ
- 最近「日経情報ストラテジー」に出ててびっくり
- あなたたちのプラクティスの写真を送ってください。
- 『実践!!IT屋のトヨタ生産方式』
- 再現できること
- 属人性の排除
1つのプロジェクトで上手くいったもの、本に書いてあるものをそのまま持ってきても絶対に上手くいかない。
→コンテキストが違うから
- プロセスとプロダクトを分離して考えてはいけない
- People/Process/Productが1:1:1
- 直すことこそが本質
- 種として使う
リズム
- 人の行動が出やすくなる
名前づけ
- 「名前をつけないと気づきが逃げちゃう」
問題を書き出して「モノ」にする
- 「問題」と「人」を分離する
やってみないとわからない。
- 永平寺のポスター「Without Practice, No Emergence.」
- 「やってみて考えろ」」「やってみないで何がわかるんだ」
- 『ポジティブ・チェンジ〜主体性と組織力を高めるAI〜』
ここまでが講演で残りは、隣の人とのペアでワークショップをしました。「プチハイになって帰っていただこうという意図」だということでしたが、僕は相手の方に伝わるように話そうとすることで、自分の考えがより明確な言葉となってまとまってくる感覚を覚えました。