20代 仕事筋の鍛え方

小説形式にはなっているけど、ほとんどが著者をモデルにした中年から飲み屋で20代後半の若者3人が話を聞くという場面なので、無理に設定を頭に入れたりしないで読めた。終章にくさ過ぎるラブシーン付き。

キャリア戦略の3つのパターン

  • 『青い鳥族』... どこかに将来自分うを生かせる有望な業種、会社スキルがあるはずだと、彷徨って目の前の仕事に手がつかない。自分探しと称して、いろんなセミナーに顔を出し、どんどん耳年増になって、最後に悶々となって、仕事に手がつかなくなって、仕事からも逃避してしまう。
  • 『スキル学習族』... スキル学習に血眼になって、会社や仕事をスキル学習の場としか見ず、会社からの学習投資を食べるlことしか考えない。常に周りのライバルや世間の人の言うことが気になり、いつまでも他人の奴隷状態から抜けられないでいる。
  • 『モラトリアム族』... 可もなく不可もない仕事ぶりだけれど、本気でぶつかっていない。悩んでないようで実は悩んでいるが、さりとて真剣に悩んでいる感じもしない。とりあえず、今の仕事を続けて中途半端な人生を送る。

これらの原因として20代若者に蔓延している病気があると。

  • 生き急ぎ症候群
  • 成功呪縛病
  • 戦略偏執症

それらから逃れるには、以下の4つの力を鍛えるべしという主張。

  • 極端力
  • 努力力
  • 学習力
  • 受容力

これらの詳細は各章のまとめを読むべし、ということで。
本論と関係ないが、主人公の出身と舞台の宮崎郷土料理の飲み屋なので、そのまんま東とは関係なく宮崎料理が食べたくなった。

20代 仕事筋の鍛え方

20代 仕事筋の鍛え方

2007/05/05開始
2007/05/06読了