ソフトウェア最前線―日本の情報サービス産業界に革新をもたらす7つの真実

2005/12/16オブラブクリコンの主賓講演者だったので、帰宅後アマゾンで注文
2005/12/19到着、読み始め
2005/12/22読了
オブラブや「日本のソフトウェアに未来はあるか」はこの本のダイジェスト版といった感じで、基本的な主張は変わらず、資料や引用がより詳しいといったところ。ただ、この本で言われている優れたプログラマーというのは、業界では本当に極わずかの人たちで、その人たちだけでは日本のソフトウェアを全てはつくれない。天才とまでは言われないが、そこそこ優秀な人、結構優秀な人たちの集団としてのパフォーマンスを、最大にしようというのがアジャイルプロセスだと、僕は思っている。ただ、定性的には優秀なプログラマはすぐわかるが、彼らがどの程度優秀化を定量する方法はないと思う。例えば僕の同期には配属以来Javaしかやったことがない人とGOBOLしかやったことがない人がいる。この二人の技術にどうやって優越をつけるのだろう。どうやったら給料の差に反映させられるだろうか。その辺が結局人月単価に収束してしまうということなのかな。
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ソフトウェア最前線―日本の情報サービス産業界に革新をもたらす7つの真実
前川 徹 (著)