見積もりと努力目標は違う

新人さんに作業をお願いするときは半日程度の作業でも最初に作業内容の一覧と作業時間の見積もりを出してもらっています。で、最短時間と最長時間も出してもらいます。そうして判明するのは、本人が出した見積もり時間というのは実は最短時間の方を指していたりします。自分で見積もってもらう理由としては、

  • こういう作業にはどのくらいかかるのか、ということを知ってもらうこと
  • 自分の考えた作業自体が予想よりも時間がかかる場合が多いこと
  • 自分の詳細を考えられなかった不確定な要素が作業となって発生すること

を知っておいてほしいからです。僕は作業が早いかどうかよりも見積もりに対して正確かどうかを重視しています。結果としてユルユルのスケジュールに終わっとしても。というのも僕は前の部署でとても威圧的な先輩がいて、その人が見積もった(というか予定期間内に詰め込んだ)スケジュールに対して「それ以上かかる」とは言うことができず、結局、いわゆる「チキンレース」しかできなかったトラウマがあるからです。仕事が大変なときほど「努力目標で算出していないか」と注意して仕事をやりたいと思います。