準備をするということ
中小SIerで仕事をするエンジニアの場合、プロジェクトが変わる度に以前と違う技術を扱うことが多いはず。以前は単に年次が低くて学習の絶対量がないから技術を使いこなせないだけで、本来は前もって素振りを十分に行っておいてスーパーエンジニアになっているべきと思っていた。でも最近気づいたのは、技術の進歩と移り変わりの方が僕が準備を整えるよりもずっと速いのだということ。僕がプロジェクト参画時点でそこで使われる技術を使いこなせる可能性はとても低いのだと。重要なのはプロジェクトに参画してからどれだけの速さで「使える」ところまでもっていけるか、プロジェクトを進めながら、どれだけ発見して、どれだけ知識を獲得して、どれだけチームが成長できるのか、ということ。僕は年次のわりにいろんなプロジェクトを渡り歩いたので、同期でもずっと同じ同じお客様、同じ開発環境の人もいるわけだから、そういう人の認識とはだいぶ違うのだとは思うけど、そういう認識をするようになった。