Daisuke Asakura Live Tour 2007 Metaverse

ほとんど毎年好例になった、文化の日のZeppTokyoでのライブ。そういえば、去年のセルフカバーライブは神ライブだったんだけど、CDもDVDも出ていないのはきっと権利関係のせいなんだよね。ライブのテーマになっているMetaverseって、BURRN!などの洋楽ハードロックでいう、Verse、Bridge、ChorusにMetaを付けた造語だとてっきり思ったけど違った。『Snow Crash』という有名なSF小説に出てくる仮想空間のことだとか。http://en.wikipedia.org/wiki/Metaverse

ライブは最近では珍しくドラムがいた。生ドラムを結構上手くはめてて意外とよかった。キーボードセットは、KORG Oasysを中心にしたものではなく、RolandやNovationの機種を中心に飛び道具的にMini Moog Voyger等を使っていた印象。あとは久しぶりにMini Moogのリボンコントローラを出してお尻で弾いてたり(笑。構成は息抜き的なピアノソロがなかったり、中盤でインストの大曲をやったりしてたけど、既存の曲は結構ライブで定番になっている曲が多かったかな。でもそういう曲は僕はあまり好きではなかったり。あとは、新曲を3〜5曲ほど出してた。(といっても御大の場合、全曲新アレンジで残っているのはメロディーくらいなんで新曲であることにあまり意味はないけど。)

  • ライブのテーマMetaverseを歌詞に使った新曲「Dream Ape」
  • ニーベルングの指輪』に出てくるノートゥングの剣をテーマにした「Notung Syndrome」
  • 映画『ブレード・ランナー』のアンドロイドの瞳をテーマにした曲(タイトル失念)

新しい試みとして”誰でも知っている曲”ということで「Young man」と”大好きな”Duran Duranの曲をカバー。カバーをやったこと自体に驚いた。活動のスタンスを少しづつ変えようとしていることが良くわかる。アンコールラストが「Call Name Future」だったと思うけど、「Neo Age」はその後のクラブイベントの最後に使われてた。

そんな感じで、20:45からはクラブイベント。黒のMacBook使ってた。いつものようにタッチペンでHDD DJ。「揺れる恋乙女色」ではじまり、途中、「レコーディングがまだだったり、ボーカルのエディットがこれからだったり」という『風魔の小次郎』のテーマ曲のさわりなど。T-REXの「21st Century Boy」や定番となった、ユーロビートの「ミッキーマウスマーチ」、「LOVE & JOY」等のほか、「BLUE SKY BLUE」「Wonder Girl」「i 〜crossin' the star〜」等の女性ボーカル曲も結構使ってた。相変わらずライブ後のおしゃべりが長い。

  • 今度出るベストアルバムはaccessが自分で出すべストとしては初(ということで前のベストは前のレコード会社が勝手に出したということを暗に言っていた)
  • 「出すなら絶対デジタルリマスターじゃなきゃヤだ。」といって完全デジタルマスター。
  • 二人でお互いがどれを選ぶか考えてそれぞれ選んだら二曲ぐらいしか被らなかった。
  • ライブ前にスケッチのような感じといいながら完全に作り直してしまうので、音源がそれになっている曲も結構あるらしい。
  • DVDもついてて4時間半ぐらい楽しめるとのこと。
  • DVD用に演技したら「ミュージシャンは何かしら楽器持っていないと落ち着かない」

お酒飲んでたわりに結構覚えてるもんだ。帰りにクラブイベントの音源を元にした『Sequence Virus 2006』とパンフレットを買って帰宅。臨海線だとお台場まで近くていいね。