社員数が順当に減っている

転職するにあたって、現在所属している会社の情報を集めていて気づいた。社員数が5年連続で純減している。1年当たり60人ぐらいのペース。平均年齢が2歳上がって、平均給与が表向きだけ数十万上がっているというマジックつき。ちょっとその分析をしてみた。

  • 不況時に利益率や株価を優先させた結果、ビジネスモデルがワーカーの派遣のみになり、技術の空洞化が進んだ。
  • 派遣体質が社員に時間給のアルバイト意識を助長し、「残業含めて基本給」が実態となり残業が増えた。(自分の基本給の手取額を知っている社員がいない。)
  • 社外で働く社員が最近の過度なセキュリティルールにより本社や他の社員と連絡がとれない社員が増え、帰属意識が薄くなった。(僕は自社メールやネットワークを3年間見ていない。)
  • 景気回復と世間のIT業界不人気キャンペーンが重なり、新入社員の質が下がった。これがさらなるアルバイト社員を生んだ。そのアルバイト社員がさらにプロジェクトを悪化させているという負のフィードバック(責任逃れに中途半端にまじめにやられるから困る)。

3月まで一緒の職場だった人の会社は3月の退職者が200人くらいいるらしい。もしかして、中小SIerはどこも同じ状況なのかな?