ビジネスパーソンの英単語帳+70 次の70語でもっとうまくいく

2011年3月頃読んだ。この本は、ビジネスシーンで、ある単語を使った、良くない一文と、それに対して著者が選定した単語を使ったGoodな文が載っていて、簡単な解説、その他例文2、3個と有名人のフレーズから引用2個程度が載っているというもの。しかし、この「良くない例文」の単語がひどくて、that、say、same、thinkなど、中学生レベルの単語ばかり(一文の単語数も少ない)。それらと比較して、著者選定の単語を使えば、状況に合った、しまった表現になるのは当然。しかも、良くない単語は複数回登場するものがほんとうに多い。また、ビジネス色の強い単語を中心に有名人の使用例が載っていない単語も多い。検索すれば出てくるんでは?とも思えるぐらい。他に、前文中の単語を指していると思われる代名詞がある例文なのに、前文が省略されてしまっている箇所もあって、つくりが雑というか、売らんかなって出版社の意図を感じたり。と一通り、DISりつつも、僕は著者が選定しているくらいの単語をしっかりものにするのが大事だと思っているので、もう何度か目を通すつもり。それなりに売れていると思われるので、改訂時に以下を期待したい。

  • 単語を増やす(続編)
  • 実際のビジネスシーンが想像できるような前後の文がほしい(会話形式など)
  • 索引を充実させる(別の項目で登場する単語があるので、クロスリンクして学習できるように)

あと、気づいた点として、良くない表現とGoodな表現を比べると、第三者視点を導入しているものがいくつかあったので、面白いと思った。主語が変わったり、第3文型から第5文型の変わったりしている。

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