三日坊主を繰り返す
あけましておめでとうございます。
年が明けて、年末年始に今年の目標を立てて、気分を新たに取り組んでいる方も多いのではないかと思います。「毎日書籍を読もう、英語を毎日1時間勉強しよう、毎週ジムに通おう」と考えて取り組みます。それも、「挫折しないように今年は継続できるくらいに軽めにしよう」と。
しかし、それでもできないのです。人間とはなんて怠惰な生き物なんでしょうか。仕事で疲れてしまったり、家族に何かがあったり、人生の中で自分がコントロールできる範囲はけっして多くないですから。そして自己嫌悪に陥ってしまう。「ああ、今年も挫折した」と。そういう経験をした方も多いのではないでしょうか?少なくとも僕はそうです。
年末に「来年はどういった目標を持って過ごそうか?」と考えているうちに、中学の時の担任の言葉を思い出しました。もう20年近く昔のことなので詳細は違っているかもしれませんが、その方のことを書きます。
ある競技スポーツで日本代表キャプテンを務めたこともある人でした。その方は中学生のとき(高校だったかも)に、自分に持久力がないので走り込みをしようと考えたそうです(かなり運動量のある球技です)。しかし、自分で考えた決意とは弱いもので、やはり途中で挫折したそうです。普段の部活の練習もあるでしょうし、当然、雨の日や暑い日、寒い日、雪の日もあります。しかし、その人は、続かなくなってもその度に走り込みを再開したそうです。それが自分を日本代表まで成長させてくれたと。「三日坊主でもいいんです。三日坊主でも繰り返せば力になるんです。」と言っていたことだけは今でもよく憶えています。
このことを思い出して考えを切り替えました。挫折してもいい。「毎日○○をする」「いついつまでに○○を終える」といった目標でなく、「昨日出来なかったから今日はやろう」「今までこれだけ積み上げたからさらに積み上げよう」と考えることにしました。今頃になって恩師の言葉が腹に落ちた気がします。
「継続は力なり」という言葉は、三日坊主を繰り返すことなのかもしれません。