レバレッジ英語勉強法

P73の情報がかなり怪しい。

アメリカでも若い人たちは、面倒くさいからよく使う言葉を省略するのを好む。たとえば、使役動詞の『make』の後につける『to』などは、つけないで言うのが普通になってきています。
ドラゴン桜に登場する英語講師のモデルと言われる竹岡広信はこのようにおっしゃっていたそうです。

竹岡広信がこんなおかしなこと言うはずがない。そもそも受動態以外でmakeの補語に原型不定詞ではなく、to不定詞を使うことがあるのかと。また、本書の文脈では竹岡広信が文法・発音を軽視しているようにしか読めない。
そういえば、その昔、僕が竹岡広信本人の授業で聴いたのでは、

look forward toの後ろが動名詞不定詞かを間違っても英語は通じる。「あれ、この人ちょっと頭弱いかな」ですむ。だが、forwardの発音を間違ってると絶対に通じひん。だからセンター試験はforwardの発音をきいてくるんや。

といったふうに、彼は、コミュニケーション上絶対外せない部分は正しく教えようとする方針のはず。

巻末のオススメ本リストは市橋敬三を含んでいたので絶望した。それ以外にわざわざダウンロードさせられたオススメ本リストはたった数ページしかなく、こういったメルガマ購読のためのキャンペーンは本当に嫌気がする。でも本の内容はまとも、というかかなり良いのでは。最後の方の事例紹介にid:ogijunが出ていてびっくりした。さすがに「あとで書く」とは書かれていなかった。

レバレッジ英語勉強法

レバレッジ英語勉強法

2008/04/02読み始め
2008/04/02読了