超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー

高校生のときに『スーパーエリートの受験術―キミにもできる』で『「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)』が紹介されてから著者の本を読んでる。『スーパーエリートの受験術』で超整理法の押し出しファイリングが実装された学習法が紹介されていたが、僕自身はあまり上手くいかなかった。その理由は高校生の生活習慣が決まっていて、時間割ぐらいしか動かせないことと、紹介されているノート術だと科目内で断絶が大きくなってしまうことなどがあると思う。で、話を戻すと、社会人一年目の研修中に超整理法シリーズが改訂文庫化されたので読んでみて、超整理手帳を使ってみたのだが、上手く行かなかった。当時は打ち合わせなどがなく、仕事が社内で完結してしまっていたので、要はスケジュール帳に記入する必要がなかった。翌年あたりも再度トライしてみたが、結局活用というレベルにはならなかった。ExcelVBAでツール作ろうともしたけど、一元化とか連携がなかなかどうして上手くいかない。本書を読んでみて、「結局GMailとPDF万歳なのかよ!」とも思うのだが、その辺のライフハック系とは違って、バックの考え方に筋が通っているので、読んでいて面白い。要は、個人データベースをどうするかということにつきるのかな。スキャナが十分有効な仕事をしている人なら、押し出しファイリングすら必要なくなる気がする。最終章は『
ジェネラルパーパス・テクノロジー―日本の停滞を打破する究極手段 (アスキー新書 70)』の話なので、蛇足というか頭に持ってきた方が良かったのではないかな。ちょうど今転職前にいろんなものを整理している(物というより習慣や体制のしくみ化)ので、踏ん切りがついたことがいくつかあって助かった。

超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー

超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー

2008/09/25着手
2008/09/26読了