『孤独のブログ』とText 2.0

個独のブログ―ある法律学徒の英語と読書な日々

個独のブログ―ある法律学徒の英語と読書な日々

アマゾンのオススメに出てきた際に、「いまどきブログ書籍なんて珍しいな」と思って検索してみたら、本書の序文となっているタケルンバ卿日記が出てきて、著者の名前が僕の名前に似ていることもあり、気がついたら買っていた。書籍という形で読んでみて、スゴイ人がいたのだなぁと改めて思うしかないというのが正直な感想だが、今回はこれに書かれている英文速読の方法の中に面白い記述があったので紹介したい。

私たちは、書いてあることを理解する時に、ほんのわずかの間、視点を1点に固定します。これをFixationといいます。1秒に可能なFixationの数を4回とし、1回のFixationにつき1単語を読むとすると、1分間に読める単語数は、1(単語)*4(Fixation/秒)*60(秒)=240単語/秒となります。大体このあたりがアメリカ人の中の下レベル。この3つの数字のうち、1分=60秒は固定ですので、増やすならFixation頻度か単語数ということになります。しかし、Fixation頻度というのはなかなか増やしにくいので、ここでは単語数を増やすことにします。

この記述の後で、最近少し話題になったText 2.0を見るとどういうことなのかが実感できる。

「ほんのわずか」「Fixation頻度」が具体的な感覚として理解できたのではないだろうか?