動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

2009年に読んだ。基本的に本書のような世界観を持っている人は僕が思っているよりも少ない。むしろ、高等教育を受けた人の方が対局の世界観を持ちやすいのではないかなと思っている。翻って閑雅て見ると、大学1年のときに『パラダイム・ブック』を嬉々として読んじゃうような(イタイ?)人間なので、ウォーターフォール開発のようなニュートン力学的世界観に違和感があるのもきっとこういう所から来ている。アジャイル開発がやるように、プロジェクトの完了を量子力学のように確率的に語ったり、複雑系カオスの縁と言われるようなプロジェクトがイノベーティブなプロダクトを生み出すという仮説(実践したことはない。完全にカオスなプロジェクトはいくつか見たケド)を持っていたり、AppleやWIREDが提示するようなカウンターカルチャーの残り香が好きだというのは、そういうことなのである。

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

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