アレグザンダーとハイエク

先日読んだ、『フレーミング「自分の経済学」で幸福を切りとる』に出てきたハイエクに対する説明が複雑系っぽい世界観というかインターネット的思想かなと思ってTwitterでメモしていたのだけど、アレクザンダーに類似を見いだしている人がやはりいたという。

クリストファー・アレグザンダーという建築家に通底するのは、「設計者の認識能力・予測不可能性には限界がある」「自然、あるいは人々が長い時間をかけて作り上げてきた環境に宿る美を、少数の建築家が設計することで模倣することなどできない」という透徹した認識、一種の「懐疑主義」の精神であると思います。現実世界の複雑性に対する謙虚な姿勢と、合理主義・無邪気な人間理性への信頼(理性万能主義)への懐疑。

http://zerobase.jp/blog/2009/09/alexander-hayek.html

こうして見ると、アレグザンダーも量子力学複雑系といったニューサイエンス(この表現はあやしい響きがあるが)の流れで捉えられてしまうのだろうかという疑問が湧いてくる。(この辺に詳しいだけでないので誰か教えてください。)

そもそも、『フレーミング「自分の経済学」で幸福を切りとる』を読んだきっかけが、池田信夫氏の『イノベーションとは何か』で「フレーミング」という言葉を使ってイノベーションを説明していたからで、その中に出てくるハイエク池田信夫氏が解説本を書いていたりするという妙な繋がり。(書籍の内容はあまり関連がない。)

フレーミング「自分の経済学」で幸福を切りとる

フレーミング「自分の経済学」で幸福を切りとる

イノベーションとは何か

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