『達人に学ぶDB設計 徹底指南書 初級者で終わりたくないあなたへ』

GW中の2日間でいっきに読んだ。よくまとまっている。いろいろ触れていない項目もあるけど、論理設計では業種やプロジェクト運営に依存するし、物理設計では、ターゲットのRDBMSを固定しないと詳細に入れない部分もあるから仕方ない。本書の態度として、論理設計と物理設計を明確に境界を持たせずトレードオフを意識することを挙げていて、それなりのシステムを扱う人にはこれが基本的な態度になるだろうなと思う。読みどころとしては、7章「論理設計のバッドノウハウ」8章「論理設計のグレーノウハウ」で、それなりに経験の積んだエンジニアは該当事例に出会ったことがあるはず。で、その中には自分の現場では上手くいったということさえあると思う。なぜそれで上手くいっていたのか、逆にダメだったのか、どうすればよかったのかということを考えながら読むと面白い(にがい記憶が思い出される?)と思う。他、akipii さんによると、8章「一歩進んだ論理設計」で扱われている入れ子集合モデルがRedmineで採用されているらしい。

達人に学ぶDB設計 徹底指南書 初級者で終わりたくないあなたへ

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